後輩の恋愛トラブル2 3人での話し合い。修羅場になりかけたが、何とか仲直りし一安心。

とうとうお昼の時間が来てしまいました。
関係ない自分が一番緊張してしまってる気がします。

さっき、彼と廊下で待ち合わせ場所・時間を決めた後、席に戻り、
後輩に伝えました。
後輩は、
「はい、それで大丈夫です。
美奈さん、よろしくお願いします。
もし、私が殴るとか暴力をふるいそうになったら、
止めてもらってもいいですか?
一応、落ち着いて話し合いするつもりですけど、
彼の言い分とかによって、キレちゃうかもしれないので、
念のため、お願いしておきます。
何だか緊張してきましたが、頑張ります。」
と言いました。
まさか、殴ったりすることを考えていたなんて思わなかったので、
ちょっと後輩が怖くなりました。
けれど、それほど後輩もいろいろ悩み、混乱していると思うので、
私は中立の立場ですが、若干後輩よりの立場でいようと思います。

待ち合わせのカフェに行くと、彼は待っていました。
緊張の面持ちでしたが、私が場を和ませようと
「待たせちゃったかな?ごめんなさい。
じゃあ、入ろっか。」
と言い、3人で店内に入りました。
店内は昼時とあり、何人かお客さんがいましたが、
“好きなお席にどうぞ!”
と店員さんに言われたので、
店内奥の仕切りがある、少し個室っぽい席に座りました。
席に着いても二人は黙ったままなので、
「まず、メニューを決めませんか?
お腹空いてるでしょ?」
と聞くと、2人は頷いたので、
それぞれメニューを決め、店員さんにオーダーすると、
本題に入りました。
私がまず、
「2日も休んでたけど、体調は大丈夫?
風邪でも引いちゃった?」
と彼に聞くと、
「風邪とかは引いてないですけど、ちょっと体調がすぐれなくて、
気分も悪かったので、休んでしまいました。」
と答えました。
すると、後輩が、
「私がこの前、美奈さんが休まれた日、話しかけてのがいけなかったの?
それで体調が悪くなった?私達、付き合っているんだよね?
美奈さんに頼まれた業務を一人で終わらせる自信がなかったから、
お願いしただけなのに、あんな風に言うんだもん!
私と付き合っているのが恥ずかしいの?それとも後ろめたいことでもあるの?
もしかして、浮気とかした?
そしたら、最低だよね!おとなしいフリして、影で浮気してたなんて
許せない!私は純粋にあなたのことが好きだったのに、そんな裏切りするなんて
人としておかしいと思う!ねえ、黙ってないで何とかいいなさいよ!」
と突然大声でキレ始めたのです。
もう少ししたら、手も出そうだったので、
私は思わず彼女を止めました。
「ちょっと落ち着いて。そんなに一気に言われたら、彼だって
言いたいこと言えないと思うよ?少し落ち着いて1つ1つ解決していったほうが
いいと思う。」
と、彼女に言いました。
すると、彼女は、
「すいません。」とだけ言い、黙りました。
私は、まず、彼に謝らなくてはと思い、
「この前はごめんなさい。私が高熱で休んでしまったせいで、
後輩に仕事をお願いしてしまって、そのせいで、あなた達の関係を
気まずくさせてしまったみたいで、すみませんでした。」
と謝りました。
すると、後輩は、
「いえ、先輩は何も悪くないんで、謝らないでください。
誰でも、体調を崩すことあるんで、先輩が休まれてしまったことは
仕方の無いことなので、僕は何も怒っていません。
業務を彼女に頼まれたことに対しても怒ってはいません。
ただ、この前、会社で彼女と少し会話した後、トイレで同僚に、
冷やかされたんです。それがちょっと恥ずかしく嫌だったので、
また彼女と会話をしていると、冷やかされるんじゃないかと思い、
あんな態度を取ってしまったです。」
と静かに言いました。
それを聞いていた後輩は、
「じゃあ、何で正直に言ってくれなかったの?
言い辛かったら、事前にメールとかしてくれたら、
ちゃんと理解して行動したのに!
言ってくれないから、私もあなたの態度に不信を感じ、
不安だったし、信じられなくなったのよ?
今まで普通だったのに、急にあんな態度取られたら、
誰でも不安になるでしょ?」
と怒りながら、言いました。
すると、彼は、
「本当に、ごめん。僕がきちんと言えてれば、
君もそんな思いしなくて済んだし、僕たちの関係も悪化しなかったと
思う。それに、美奈先輩を巻き込んでしまって、
本当にすみませんでした。」
と彼はイスから立ち上がり、頭を下げました。
ちょうど、頼んだ料理が運ばれてきた時だったので、
店員さんは、この状況にとても驚いていました。
私は、
「すみません、大丈夫です。」
と一言、店員さんに言いました。
その後、運ばれて来た料理を食べ始めたので、
会話は一度止まりましたが、
5分後くらいに、後輩が、
「じゃあ、何で2日も休んだの?
私本当に心配したんだよ?携帯に電話してもメールしても
出ないし、返事がないし。
何かあったんじゃないかってすごく不安だった。」
と言いました。
すると、彼は、
「一日目は、本当に君にどんな顔をして会えばいいのか、
謝ったら、許してくれるのか、そもそも僕が全て悪いのか?
などいろいろ考えてたら、君に会うのが怖くなっちゃって
出社できなかった。
二日目は、出社しようと思ったんだけど、
前日、ずっとどうすればいいか考えてたら、疲れが出たのか
知恵熱か何なのかわからないけど、
朝、起きたら、熱が出ちゃってて…。それで行けなかった。
携帯に連絡あったのは、知ってたけど、
一日目は電話に出るのが怖かった。
二日目は高熱でベッドにずっと寝てて、
出れる状況じゃなかったんだ。
本当に、ごめんなさい。」
と言いました。
私は“何だよ。本当に小さい男だな。そんなことで巻き込まないでよ。”
と心の中で思いましたが、こんなこと言える状況ではなかったので、
「そっか。いろいろ大変だったね。でも熱下がって良かったね。」
と言うと、
後輩は、
「そっか。本当に体調が悪かったんだね。
私のほうこそごめんなさい。あなたの気持ちをもっと考えれば
良かったんだね。もっとコミュニケーション不足だったんだね。
さっきは強く言ってごめんね。今度からは、会社では仲良くしないよう
にする。その代わり、プライベートではきちんと仲良くしてね。」
と言いました。
「うん。そうしよう。本当にゴメンね。
僕の言動で君や美奈先輩を巻き込んでしまって、
今、すごく反省してる。これからは思ったことを言うようにして、
言えなかったらメールとかで伝えるから、
これからもよろしくお願いします。」
と彼は言いました。
すると後輩は、泣きながら、
「はい。これからもお願いします。」
と言いました。

その後、何だか良いムードになってしまい、
私はすごく居心地が悪かったです。
お互いに頼んだパスタを食べさせっこして、
笑いあったりしていたので、
早く職場に帰りたいと思いながら、時間が過ぎるのを
待っていました。
食べ終わり、
“先輩だから、ここの料金も私が払うんだろうな。”と
ため息をつきながら、伝票を持ち、レジに向かおうとすると、
彼が、
「美奈さん、今日は僕達のためにお昼付き合ってくれたので、
ここは僕が出します。本当にありがとうございました。」
と言い、私から伝票を取ると、レジで支払いをしてくれました。
“払ってくれたから、ま、いっか。”
と彼に感謝しながら、思いました。
店を出ると、会社の入り口まで後輩達は手をつないで歩いていきました。
入り口まで来ると、手を離し、
「じゃあ!」
と言い、彼は先に行きました。
後輩は、
「美奈さん、本当にありがとうございました。
美奈さんがいなかったら、悪い結果になっていたと思います。
美奈さんが立ち会ってくれて良かったです。
会社で話せないのは寂しいですけど、彼の気持ちがわかったんで、
良かったです。じゃあ、午後の仕事もがんばりましょう!」
と言ってきたので、
「うん、そうだね。頑張ろう」
と言いました。
何だか後輩の恋愛事情に振り回されっぱなしで大変な3日間でしたが、
何とか無事に終わり良かったです。
というか、人どころではありません!
私も自分の恋愛が今止まっている状況なので、
何とか行動せねば!と焦りを感じた日でした。

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